教育
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Urban Resilience – 協働術
バレット ブレンダン
授業科目など要旨
UBC Sauder School of Businessと大阪大学COデザインセンターが共同で開催する、都市の回復力に関する上級のオンラインコースです。このコースでは、国際的に活躍する学生たちが、Slum/Shack Dwellers International(SDI)やAkiba Machinani Trust(AMT)の活動に参加します。このコースは、学生が学際的かつ複数の機関のチームに所属し、コミュニティと協力して実際の課題に取り組む応用的なコースです。授業では、ミニレクチャー、海外での事例、フィールドスタディ、関連書籍、ディスカッションなどを用いて、ナイロビ(ケニア)の非正規市街地(Mukuru)が直面する都市のレジリエンスの課題を探ります。
SDGs貢献可能性
コースの焦点はSDG11「持続可能な都市とコミュニティ」に沿ったものですが、学生が非正規市街地のコミュニティのニーズに応えることを目的としているため、SDG1「貧困」、SDG2「飢餓ゼロ」、SDG3「良好な健康と福祉」にも関連しています。学生は2つのプロジェクトに取り組みます。1つ目のプロジェクトは、現場で発生するバイオガスを利用したクリーンな調理法を提供するものです。2つ目は、輸送用コンテナを利用した手頃な価格の住宅の開発です。
備考
このコースの目的は、学生が非正規市街地のコミュニティと協力して、パイロット・プロジェクトを開発することです。学生がコミュニティのニーズを十分に理解するために、コミュニティの代表者とのフォーカスグループセッションが行われます。このコースは実践をベースとしているため、学生はコミュニティとの関わりの重要性を理解し、常に新しい情報に対応していく必要があります。目標は、室内の大気汚染、クリーンエネルギーへのアクセス不足、住宅の質の低さなど、地域社会が抱えるさまざまな問題の解決に貢献することです。