教育 (Education)
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薬物治療Ⅳ
授業科目など要旨
薬物治療学は、医療薬学の根幹をなす学問である。特に、疾病概念・病態の理解は、治療方針決定に重要であるのみならず、創薬をはじめとした新規治療法の開発に不可欠である。本講義では、内分泌疾患、膠原病に関して知識を深める。主な学習内容として、自己免疫疾患、臓器移植(腎臓、肝臓、骨髄、臍帯血、輸血)についての拒絶反応および移植片対宿主病(GVHD)、甲状腺疾患、副甲状腺疾患、副腎疾患、下垂体疾患についての病態(病態生理、症状等)、治療薬の薬理(薬理作用、機序、主な副作用)、ならびに薬物治療(医薬品の選択等)を説明できるようになることを目標とする。
SDGs貢献可能性
当部局は「医薬品の創成とその適正な使用法の確立、また生活環境の安全・安心の確保などを通じて人類の健康に奉仕し、豊かな社会の発展に貢献する」という薬学理念を掲げている。薬物治療IVにて質の高い医療薬学の知識を修めた学生は、関連する薬学知識を活かした医療活動、教育活動、あるいは研究活動を通じ、将来的に世界の人々の健康的な生活の保障、福祉の促進、教育機会の確保に資するものと期待される。これらの活動は、SDGsや、いのち構想を掲げる本学の研究推進構想の共通目標である保健(健康)・教育の発展・解決に大きく貢献するものである。
備考
対象の課程:4-6年次