いのち輝く未来社会を実現するための「いのち会議」「いのち宣言」

大阪大学は、2025年に開催される「大阪・関西万博」に向けて、SDGsの理念や実践状況を確認し、「誰一人取り残さない」社会を実現するための方策や科学技術が果たす役割を提示した上で、さらにSDGs後、すなわち2031年以後に人類が目指すべき目標を議論する「いのち会議」事業を、関西経済3団体とともに発起し、企業、政府・自治体、NPO・NGO、そして博覧会協会とともに、国内外の他大学などとも連携しながら推進します。そして、議論の結果を「大阪・関西万博」の場で「いのち宣言」の形にして世界に発信します。

また、事業を進める中で構築される、ジェンダーや世代、地域や職業、文化や民族など、あらゆる違いを越えたネットワーク「共創ネットワーク」も、地球の未来を創る基盤となるレガシーにします。

「いのち会議」とは

「いのち会議」は一人ひとりが地球の上で生かされている「いのち」の意識に立ってつながり、声を上げ、聞き合い、考え、話し、一つの声にしてグローバルなムーブメントにつなげていく場です。「いのち輝く」とは何かを問い、SDGs万博としての「誰一人取り残さない」をどう達成するかを考え、話し合い、行動に移しながら、「いのち宣言」につなげていきます。
「いのち会議」では、「いのち輝く未来社会」とは何かという「WHAT」(ビジョン・ありたい姿)を描き、その実現がなぜ必要なのかという「WHY」(理由・根拠・思い)を問い、「いのち輝く未来社会」を実現するための諸課題と為すべき「HOW」(方法論・手段)を具体化・行動するためのユニバーサルな「場」を構築します。

「いのち宣言」とは

グローバルな規模での産学官民による共創で、いのち輝く未来社会のために人類が為すべきことを「いのち宣言」として発信します。
「いのち宣言」は、SDGsの達成年である2030年以降に目指すべき人類の目標を意識しつつ、すべての「いのち」が輝く新しい時代を切り拓くために私たちがなすべきことを宣言・アジェンダの形にして世界に発信します。

なお、詳細につきましては、今後「いのち会議」専用のホームページを立ち上げ、広く活動を展開してまいりますので、どうぞご期待ください。