教育
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場のデザイン - 創造的産業とのコラボレーション , Place Design – Collaborations with Creative Industries
授業科目など要旨
担当教員のアプローチは学際的であり、学生、教員、市民が領域を超えて、コミュニティの中で共通の目標に向かって一緒に取り組んだりオープンに学ぶことには価値や意義があります。時には、市民に学生の教育と学習の為にパートナーとして参加してもらっています [図1- A, 図1- B ]。 このCOデザイン実技科目は、能勢町で未来創生を目的としたコミュニティの取り組みに貢献するフィールドワークととマイクロインターンシップを提供しています。能勢の人々は、持続可能なコミュニティの将来のためのプログラムや施設の開発に熱心に取り組んでいます。私たちは毎年の経験や洞察を活かし、地域活動のモデレートの援助や支援をしていきます [図2]。



SDGs貢献可能性
2019年以来、大阪近郊の里山、能勢で実施された調査訪問とマイクロインターンシップに続き、「地域創生実技科目」を大阪大学の留学生と大学院生で、大阪近郊の里山能勢で実施しています。若い世代の都市部流出により高齢化するなど様々な社会の問題を地域住民と共に学生達は考え、創造的デザイン思考を用いてあらゆる観点から取り組み解決策を提案しました。社会におけるデザインの役割として、近隣の地域と連携を組み創造的な教育カリキュラムやプロジェクトを提案しています [図3]。

備考
これまでのデザイン(例:製品など)は、「重さが軽い」や「速度が早い」等、物的デザイン仕様を追いかけ、従来のデザイン手法に依る市場志向性を目指してきました。しかし、これからは、デザインの対象としては物だけではなく、人々や環境の多様性、意義、役割、価値観、快適に暮らすという体験が大事になってきます [図4]。 その対象は人間個人から社会・コミュニティまでと幅が広いです。そう言った意味で、ソーシャルコンテクスチュアルデザインが求められる時代になったと考えます [図5]。

