教育 (Education)
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現代社会における健康科学の考え方
長友 泉(キャンパスライフ健康支援・相談センター)
授業科目など要旨
健全な社会生活を送る上で、健康は重要な基盤であり、個人の健康を支援するものとして医学・医療は重要な社会的役割を果たしている。一方、現代社会の抱える様々な問題が医学・医療のあり方を規定していることもまた事実であり、医学・医療の諸問題についてバランスのとれた知識と理解を得ることは社会生活を営む上で一つの見識を与えるものである。しかし、医学、医療に関しては、高校までの課程で十分教育されているとはいえない状況である。そこで本講義では、文系・理系を問わず、学生に有用と考えられる医療テーマをとりあげ解説する。学習目標は、①基本的な知識の習得を行い、個々のテーマの抱える問題点に関する正しい理解と、それに基づく自らの考えを形成することができる。②それにより将来の自身の健康管理を主体的に行うことができる。③医療とは直接関係のない分野に進んでも通用するような、医療問題の視点を形成することができる。
SDGs貢献可能性
「現代社会における健康科学の考え方」では、学生にとって身近な問題として、新型コロナウイルスをはじめとする感染症や、海外渡航に伴う健康リスク、スポーツ外傷などの課題を取り上げる。また、生涯を通じて関係する課題として、食事や運動など生活習慣の大切さ、肥満や痩せ、アルコールや喫煙などを取り上げる。更に、社会的課題としての医療崩壊や薬物乱用も取り上げ、次代を担う学生が健康や医療を巡る話題・問題を適切に理解・判断し、適切な行動に繋げるための端緒を提供する。本講義の受講により、学生がそれぞれのキャリアを考えるなかで、「すべての人に健康と福祉を」をいうSDGsの理念を体現できるよう貢献したい。
備考
対象の課程:学士