教育 (Education)

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高分子物理化学A・高分子物理化学B・高分子有機化学・高分子凝集科学・情報高分子科学

  • 理工情報系 (Science, Engineering and Information Sciences)
  • 理学研究科・理学部 (Graduate School of Science, School of Science)
  • 大学院生(博士前期) (Graduate student (Master's Program))

授業科目など要旨

これらの授業科目では、我々が日常的に利用している高分子物質、すなわち合成高分子および天然高分子の合成、反応、物性、構造、分解について、基礎的な知識から最先端の専門的な知識を講義する。高分子物質の機能はその化学構造に依存して決まる三次元構造によって決定されることを習得する。合成高分子がどのように合成されているかを講義し、これまでの高分子合成における触媒開発についての知識を提供する。また、近年の環境に負荷をかけない合成法の展開、および高分子物質の分解についても学ぶ。さらには、水の浄化や砂漠の緑化などに利用されている高分子材料についても紹介する。

SDGs貢献可能性

海洋マイクロプラスチック問題に代表されるように、高分子物質による水や陸の環境汚染はますます深刻になっているが、その問題を解決するためには、Reduce、Reuse、Recycleをさらに進める必要がある。これらの解決には高分子物質についての基礎的および専門的知識が不可欠であり、本授業科目を履修することにより、高分子物質の包括的な知識が得られる。一方で、高分子物質は水の浄化や公衆衛生、あるいは医療にはなくてはならないものであり、履修生は、それらの機能を維持したまま環境に配慮した高分子物質の開発へ貢献することが期待できる。