教育 (Education)
最終更新日:
統合保健看護科学研究プログラム/医療検査技術科学研究プログラム 遺伝カウンセリングコース(大学院認定遺伝カウンセラー養成課程)
授業科目など要旨
設置目的;臨床遺伝に関わる臨床現場の広がりと深さに対応することができ,臨床遺伝専門医やその他の医療職のメンバーと協力しながら患者さんの真に必要とされる医療を提供する人材養成を実現すること。
カリキュラムの特徴; 医学系研究科保健学専攻の博士前期課程として設置することにより,統合保健看護科学分野,医療技術科学分野(医用物理学・工学及び生体・病態情報学)の医療専門職養成における豊富な専門講師陣による専門講義が受けられること,また医学部附属病院遺伝子診療部における豊富な遺伝カウンセリングの現場の経験ができることが最大の特徴である。保健学専攻には4名の臨床遺伝専門医を持つ教授が在籍しており,広がりのある研究テーマについて対応可能である。遺伝子診療部では27名の臨床遺伝専門医の在籍する26診療科からの協力のもと,2名の認定遺伝カウンセラーと1名の臨床心理士とともに年間1,000セッション以上の遺伝カウンセリングを実施しており,広範な遺伝カウンセリングの経験ができる。
SDGs貢献可能性
医学の進歩により人の健康に遺伝情報がいかに関わっているかが日々解明されている中で,これを有効利用しようとする医学の展開と,遺伝学的弱者と判断されかねない社会的不平等を増大する方向性が懸念されています。本コースでは医療機関のみならず,関連企業や福祉施設などで、遺伝性疾患の患者,家族に寄り添う働きが期待される臨床遺伝に関わる専門職(認定遺伝カウンセラー)を養成します。遺伝カウンセラーは、ますます広がりを見せる遺伝医療の中にあって、情報を公正に解釈し、国民全員にその意義を伝える役割を期待されています。
備考
【対象の課程(詳細)】
修士(保健学、看護学(看護専攻のみ選択可))