教育 (Education)
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臨床実習
授業科目など要旨
本授業は、患者に対する全人的な歯科医療を提供できるようになるために、一般歯科医療を行う上で必要となる基本的な知識・態度・技能を習得することを目的として、6年間の歯学部教育の最後の科目として主として歯学部附属病院にて実施される。学生は、様々な背景をもつ患者さんとのコミュニケーション、禁煙指導を含む口腔衛生指導、基本的な歯科治療などにスチューデント・デンティストとして実際に関わっている。さらに、一部の授業は学外の病院、福祉施設、居宅等でも実施しており、歯科医院や歯科病院に通院することが難しい要介護高齢者や全身疾患を有する患者に対して、地域包括ケアシステムの中で多職種と連携した歯科診療の実施を体験している。
SDGs貢献可能性
本授業を受講することによって、学生は様々な背景をもつ患者さんに対する歯科治療の実際を体験することができる。その経験によって、要介護高齢者、全身疾患を有する患者を含むすべての人々に対するユニバーサル・ヘルス・ カバレッジ(UHC)達成の重要性を理解するとともに、いのちを「まもる」、いのちを「つなぐ」ことの重要性を再確認し、あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進することを意識した行動につなげることができるようになると期待される。