教育 (Education)
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衛生薬学
授業科目など要旨
衛生薬学・毒性学は、医薬品を含めた生体異物の安全性や有害性を科学的に考究することで、ヒトの健康環境や社会環境を確保しようとする学問である。なかでも、毒性学のカバーする範囲は広大であり、薬剤師および薬学出身者として、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品・食品添加物、農薬、ナノマテリアル、環境化学物質、微生物といった生体異物のヒトや環境に対する不都合な作用を回避・解決し、安全を高度に保障していくためにも、毒性学の基礎を身につけることは不可欠となる。そのため本講義は、生体異物の毒性発現機構、生体の防御反応、毒性試験、および安全性評価などに関する基本的知識、および考え方を修得すると共に、ハザードとリスク、リスクアセスメントやリスクマネージメント、リスクコミュニケーション、リスクリテラシーに加えて、食の安全に基づいたヒトの健康確保を担う基礎力の養成を目的としている。
SDGs貢献可能性
薬剤師および薬学出身者として、ヒト健康環境の確保および安全で質の高い社会環境の確保の観点から必要となる、医薬品、医薬部外品、化粧品、食品・食品添加物、農薬、ナノマテリアル、環境化学物質、微生物といった生体異物の安全性評価、さらには安全性確保に必要な考え方、方法、技術を理解し、修得する。またハザードとリスク、リスクアセスメントやリスクマネージメント、リスクコミュニケーション、リスクリテラシーの重要性について学ぶ。さらに、食中毒をはじめとする食品を介した種々の健康被害を例に、食品の品質管理および衛生管理の重要性を学ぶと共に、その予防法や対処策について理解を深め、国民の健康維持・増進に必須となる基礎力を修得する。
備考
当該講義では、死因究明学についても紹介しており、参考図を添付する(危険ドラッグ、脱法ハーブ、アルコールなどによる突然死など)。
- 教育_衛生薬学_SGDSへの貢献-薬学研究科-創薬
- 教育_衛生薬学_SGDSへの貢献-薬学研究科-感染症
- 教育_衛生薬学_SGDSへの貢献-薬学研究科-エネルギー
- 教育衛生薬学大阪大学が太鼓判! 人畜無害でコロナを殺す“魔法の水”が大ブレイク (山口一臣)