教育

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子育て支援学演習、コミュニケーション支援学演習

  • 医歯薬生命系
  • 連合小児発達学研究科
  • 大学院生(博士後期)

授業科目など要旨

◆博士:子育て支援学演習
 子どものこころの健やかな成長を支える上で、また療育や支援における最大の効果を得るためには子どもが生活する環境に注目し、子育て環境を整えることが必要である。そのために必要な臨床心理学的な評価の方法と面接技法を概説し、子どもの個別性に応じた支援を展開するために求められる発達障害児とその家族のアセスメントと子育て支援の方法を学ぶ。確定診断と具体的支援を求めて医療機関を訪れた子どもと養育者に対して、支援方針を決定する上で必要な知識や検査手法、および支援について他機関との連携を含め実践的に理解することを学習目標とする。実際には、オムニバス方式による講義と演習とし、子育て支援臨床面接等の陪席および症例検討に参加し、子育て家庭への支援に求められる専門性と柔軟性について理解を深める。
◆博士:コミュニケーション支援学演習
 対人コミュニケーションは、ヒト社会における情報交換の基幹である。この情報交換の発達と子どものこころの発達には密接な関係がある。本演習では、対人コミュニケーションの発達異常、その診断法、さらに支援法に関して講義・演習を介して学ぶ。具体的な目標として、人と人のコミュニケーションのメカニズムを分析する手法を、会話分析、実験法、臨床評価の3つの分野にまたがって獲得することを目指す。

SDGs貢献可能性

◆博士:連合小児発達学研究科では、異なるバックグラウンドを持つ学生に文理融合プラットフォームによる教育を実施し、文化を超えた世界的課題である「子どものこころの障がい」に対応できる国際的にも通用する幅広い視野と基礎的知識を身につけ、また専攻分野に関連する諸領域の学識及び基礎的研究技術を習得できるよう指導することとしている。本授業科目では、すべての人に健康と福祉を実現する基盤となる能力を培うことが期待され、いろいろな困難も抱えた人々をも対象に、安らかで高い福祉を実現する人物として活躍することが期待できる。

備考

【対象の課程(詳細)】
◆博士:子育て支援学演習、コミュニケーション支援学演習