教育

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共生社会とアクセシビリティを考える

望月直人・安永正則・前田由貴子(キャンパスライフ健康支援・相談センター)

  • 全学・学際など
  • キャンパスライフ健康支援・相談センター
  • 大学学部生(学士)

授業科目など要旨

本授業では、本学の学生支援を中心に、障がいのある人をはじめ、年齢、性別、文化、言語、国籍など様々な背景をもつ人々の多様性をどのように活かし合えばよいのか考察する。個人の生活や価値観について知り、また具体的な支援方法について学ぶとともに、アクセシビリティコーディネート演習を行い、下記の習得を目標とする。
①障がいがあることが個人の生活や価値観にどのような影響を及ぼすのか、基本的な知識を理解できる。
②本学の学生支援のあり方を通して、ダイバーシティの基本的な考え方を身につける。
③障がいを含む多様な利用者、利用状況を想定したアクセシビリティ・コーディネートの基本的スキルを身につける。

SDGs貢献可能性

多様な人材が活躍する共生社会の持続的な発展のためには、多様な環境や多様なニーズの特徴をよく理解し、分野を超えた柔軟な知識と発想で社会のアクセシビリティをリードする人材が必要である。本授業を受講した学生は、多方面の分野でリーダーとなるための知識・コーディネート力を身に付けられるだろう。さらに、受講者は学内外で(身体障がい者の介助など)実際の支援活動(30時間)を行えば、人にやさしく多様性のある社会をリードする人材である「アクセシビリティリーダー(AL)1級」の受験資格を得ることが可能となる。
アクセシビリティリーダー育成プログラム https://acs.hacc.osaka-u.ac.jp/alp/

備考

ダイバーシティ&インクルージョンを目標に、多様な人材(主に障がい学生/障がい教職員)が無限の可能性を追求できる研究環境の整備をしていくために、人事課と連携して、アクセシビリティリーダー(AL2級)のe-learning受講や資格の周知を検討している。特に、障がい学生や障がい教職員がいる部局の支援担当者にはAL2級を必須で受講してもらうなどを予定している。