教育

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経済発展

経済学研究科

  • 人文学社会科学系
  • 経済学研究科・経済学部
  • 大学学部生(学士)

授業科目など要旨

本授業の目的は、現代の開発途上国の諸問題を理解するとともに、潜在的な解決策について、独自の見識をもって考えられる力(願わくば行動力)を涵養することです。開発途上国における経済、社会、制度的問題の多くは、相互に密接に関連したものです。貧困、不平等、失業、人口増加、環境破壊、農村の低開発、国際貿易など途上国における主要課題の文脈の中で、経済学の概念、理論、分析ツールを用い、開発問題についての理解を深めていきます。
具体的には、開発共通の課題や関連性を理解するために、経済学における形式的、抽象的モデルを取り上げる一方、日本を含むアジア、アフリカ、ラテンアメリカにおけるデータ分析や事例分析を通じ、具体性を持つ議論を行っていきます。

SDGs貢献可能性

貧困や誰一人取り残さない社会(まちづくり)の問題は発展途上国だけの問題ではありません。授業の中で日本の「子どもの貧困」を取り上げたことで、現在全国で増えつつあるこども食堂に関心を持つ学生が大阪府内のこども食堂にボランティアとして参加してくれるようになりました。
食品ロスの削減など、身の回りに関する自分の行動が世界の諸課題への取り組みとつながっていることを知り、行動の変化につながればと思います。