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「WEST論文研究発表会」において、容器包装プラスチックごみのリサイクル促進に関する論文が最優秀賞を受賞!

  • 取組紹介

2021年11月27日(土)28日(日)に西日本を中心とした政策提言論文大会である「WEST論文研究発表会」がオンラインにて開催されました。

479名の学生が参加し、合計104本の論文がエントリーした中で、本学の法学部国際公共政策学科(OSIPP)赤井伸郎教授ゼミ平野班の「容器包装プラスチックごみのリサイクル促進」に関する論文が最優秀賞(1位)、現状分析賞、政策提言賞を受賞しました。
論文の詳細については、WESTの論文ライブラリーに掲載される予定です。(https://west-univ.com/library/index.html)

平野班のメンバーです

WEST論文研究発表会において、見事最優秀賞を受賞した平野班の「容器包装プラスチックごみのリサイクル促進」は、SDGs目標12「つくる責任、つかう責任」に該当し、プラスチック資源の循環による持続可能な社会の実現をビジョンとしています。この論文では、容器包装プラスチックごみの再資源化(リサイクルの中でも廃棄物を製品原料として再び使用する手法)に着目し、再資源化の利益が生まれていないこと、住民の分別への協力が不足していることの2点を問題意識としました。分析では、なぜ利益が生まれないのかを明らかにし、その要因を解消する政策の効果を検証しました。そして、分析結果を用いて「新品プラスチック素材への課税」と「家庭ごみ袋有料化の促進」という2つの政策を提言しました。

この論文は、複雑なリサイクルの仕組みを深く理解できている点、現状分析と分析、政策提言に整合性があり説得的である点、初めて読む人にもわかりやすい点が評価され今回の受賞につながりました。

論文執筆を通じて、学生たちは日本のリサイクルの仕組みについて理解を深め、論理的思考力を養うことができました。また、自らで問題意識を持ち1つの論文を書き上げたこと、班活動を通じて学年を超えた繋がりが生まれたことは学生たちにとって貴重な財産となりました。

赤井伸郎教授とゼミ生の受賞記念写真です