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【イベント開催報告】2024年5月2日(木)、第5回阪大万博トークイベント「いのち会議・若者が描く未来社会3~紛争や分断のない未来社会はデザイン可能か?~」を開催しました
大阪・関西万博に向けて、さまざまな意見を交わし合う「第5回阪大万博トークイベント」(大阪大学2025年日本国際博覧会推進室主催、いのち会議共催)を5月2日、大阪大学豊中キャンパス基礎工学研究科Σホールで開催し、約120人が参加しました。WEB配信でも約80人が聴講しました。
毎年、春の「いちょう祭」、秋の「まちかね祭」に合わせて開催しているもので、今回は「いのち会議・若者が描く未来社会3~紛争や分断のない未来社会はデザイン可能か?~」をテーマとしました。
まず、万博の会場デザインプロデューサーを務める建築家、藤本壮介さんが「大阪・関西万博の会場デザインに込めた想い」と題して講演。会場のシンボルとなる巨大木製リングを設計している藤本さんは「分断されている世界の現状のなか、多様性のつながりをイメージして丸いリングに行き着いた。護岸に囲まれる地形にあって、リングの上からなら海も展望できる」と、構想を説明しまいした。また、70年万博のシンボル・大屋根の写真と対比して「一つの空を切り取る」共通構図も示しました。
続いて学生・若者団体ピッチを行い、大阪大学「a-tune」の吉川馨さん、大阪公立大学「くみひも」の小森裕斗さん、同志社大学「OLEA」の福本雄大さん、大阪大学人文学研究科の石川勇人さん、大阪公立大学「V-station」の堤朋子さんたちが、活動概要や展望を報告しました。
パネルディスカッションでは上記メンバーに、「a-tune」の竹花実彩さん(大阪大学)、同じくレバノン出身のアラウィーク・アブドゥッラーマンさん(京都大学)、ファシリテーターのSSI長・堂目卓生教授、総合司会の小川真由さんも加わりました。「紛争や分断をひき起こすものは何か」「それらを乗り越えるために、私たちは何をなすべきか」をキーワードとして、多彩な意見を交換。藤本さんは「リングの上でa-tuneがパフォーマンスして、多様性やUNITY(つながり)をアピールしてもいい」などと提案しました。
また、会場には公式キャラクター「ミャクミャク」と阪大マスコット「ワニ博士」の着ぐるみも登場して、イベントを盛り上げました。休憩時間などを利用して、参加者らが一緒に写真を撮って楽しみました。
開催概要
開催日時:2024年5月2日(木)13:30~16:00
開催形式:ハイブリッド
(リアル会場) 大阪大学豊中キャンパス
「基礎工学国際棟 シグマホール」
(オンライン) Zoomウェビナー
プログラム:
13:30~14:00 「大阪・関西万博の会場デザインに込めた想い」
2025年日本国際博覧会・会場デザインプロデューサー/建築家
藤本 壮介氏
14:00~14:30 学生団体ピッチ(5団体)
・a-tune:吉川 馨氏(大阪大学)
・くみひも:小森 裕斗氏(大阪公立大学)
・OLEA:福本 雄大氏(同志社大学)
・V-station:堤 朋子氏(大阪公立大学)
・人文学研究科:石川 勇人氏(大阪大学)
14:30~14:40 休憩
14:40~16:00 パネルディスカッション「いのち会議・若者が描く未来社会3」
登壇者:大阪大学総長補佐・社会ソリューションイニシアティブ長・教授
堂目 卓生氏
藤本 壮介氏
a-tune : 竹花 実彩氏(大阪大学)
アラウィーク・アブドゥッラーマン氏(京都大学)
くみひも:小森 裕斗氏(大阪公立大学)
OLEA:福本 雄大氏(同志社大学)
V-station:堤 朋子氏(大阪公立大学)
人文学研究科:石川 勇人氏(大阪大学)
司会進行:小川真由氏(フリーアナウンサー)
主催:大阪大学2025年日本国際博覧会推進室
共催:いのち会議
後援:関西SDGsプラットフォーム大学分科会 万博大学連合イニシアティブ
大阪大学社会ソリューションイニシアティブ(SSI)
各プログラムの動画
◆「いのち会議」と「いのち宣言」について
大阪大学総長補佐・社会ソリューションイニシアティブ長・教授
堂目 卓生氏
◆「大阪・関西万博の会場デザインに込めた想い」
2025年日本国際博覧会・会場デザインプロデューサー/建築家
藤本 壮介氏
(※5分17秒~5分22秒に音声途切れがありますがそのままお聴きください。)
◆ 学生団体ピッチ(5団体)
・a-tune:吉川 馨氏(大阪大学)
(※0分46秒~0分59秒に音声途切れがありますがそのままお聴きください。)
・くみひも:小森 裕斗氏(大阪公立大学)
・OLEA:福本 雄大氏(同志社大学)
・V-station:堤 朋子氏(大阪公立大学)
・人文学研究科:石川 勇人氏(大阪大学)
◆パネルディスカッション「いのち会議・若者が描く未来社会3」