社会貢献

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グローバルD&I推進室の設置

接合科学研究所

  • 理工情報系
  • 接合科学研究所

取組要旨

多様な人材が集い研究活動を行う接合科学研究所では、全ての人が互いを尊重し、認め合い、各個人の価値を最大化できる環境作りを推進する。最終目標は、活動する人々がダイバーシティやインクルージョンを「意識することなく」その環境を享受できるような研究所、である。こうした環境作りをリードする部署として、新たにグローバルD&I推進室が立ち上がった。具体的な活動としては、女性研究者や女子学生が真に活躍できる研究環境の整備と理解の促進、海外研究者や留学生が円滑に研究活動を行うための提案や意見を発信できる環境作り、海外企業・大学とを含めた国際産学連携(現地企業との協働研究)の推進、文化や専門を超えた学生達の協働によるグローバル人材育成活動の推進、ベトナムにおける「接合科学研究所HUST-OU」の設立と溶接技術者育成への取り組み等である。これらの活動に、より多くの所員が参画することでダイバーシティとインクルージョンに対する一層の理解促進と調和を目指す。

JWRI 女会
海外パートナー ハノイ工科大学にて
外国人研究者と共に

成果・インパクト

グローバルD&I推進室は、地球規模な課題である「誰一人取り残さない」社会実現を掲げるSDGsの達成に向け、性別・国籍・年齢や文化的背景等などに囚われず、多様性を真に受容し、一人ひとりの個性を尊重することで、「ジェンダー平等の実現」や「人や国の不平等をなくす」ことに貢献する。また、学術研究における国際化の潮流に対して、これまでに構築した国際ネットワークを基軸に国際産学共同研究を発展させると共に、世界規模の課題に立ち向かう多様性あるグローバル人材を育成し、溶接・接合分野の世界最高峰の研究拠点として接合科学のイノベーション活性化に努めることで「産業と技術革新の基盤づくり」や「パートナーシップで目標を達成」を実現する。

担当組織

接合科学研究所

備考

グローバルD&I推進室の活動により多様な構成員による研究が加速されることで、溶接・接合技術の更なる発展が望め、日本国内は勿論、連携する海外パートナーを通し、製造業、建設業等の技術発展に寄与することで安心・安全な社会生活基盤が構築され、長期的にはSDGsにおける「すべての人に健康と福祉を」や「住み続けられるまちづくり」への貢献が期待される。

キーワード

グローバル/ダイバーシティ&インクルージョン/多様性