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大阪大学箕面キャンパスの外国学研究講義棟がZEB Orientedを取得【国立大学初】

施設部・サステイナブルキャンパスオフィス

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取組要旨

2021年度に竣工した大阪大学箕面新キャンパスの外国学研究講義棟につきまして、このたび、2050年カーボンニュートラル実現に向けて普及が求めらているZEBにおいて、ZEB Orientedを取得しました。
ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。
また、ZEB Orientedとは、4段階あるZEBシリーズのうちの一つであり、延べ面積10000㎡以上で用途ごとに規定した一次エネルギー消費量の削減を実現し、更なる省エネに向けた未評価技術を導入している建物のことです。外国学研究講義棟は、国立大学初の取得となります。
大阪大学は、今後も環境に配慮し、新築、増築、改築もしくは大規模の改修をする建築物に対してZEBの達成を目指してまいります。
(ZEB化のポイント)
高性能ガラスや高効率設備(高効率空調、LED照明等)の導入に加え、さらに、構造体の梁ブレースを外装の外側に配置することにより、光を取り入れながら熱を遮断し、照明と空調の両方の消費エネルギーを減らすことを可能にしています。

成果・インパクト

地球温暖化対策のため、日本は2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。2021年10月に閣議決定された地球温暖化対策計画では、業務部門(事務所ビル、商業施設などの建物)においてエネルギー起源CO2排出量を2013年度比51%削減するといった目標が設定されており、建物でのエネルギー消費量を大きく減らすことができるZEBの普及がカーボンニュートラルの実現に向けて求められており、SDGsに貢献する取組でもあります。

担当組織

施設部・サステイナブルキャンパスオフィス

キーワード

ZEB/環境/SDGs/カーボンニュートラル