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大阪大学・日本財団 感染症センター(2025年2月竣工予定)がZEB Readyを取得

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2025年2月の竣工に向けて建設中の大阪大学吹田キャンパスの大阪大学・日本財団 感染症センターにつきまして、このたび、従来施設の 55%の省エネルギー化を実現した建築物としてZEB Ready認証を取得しました。⼀般財団法⼈ベターリビングによる BELS 評価(建築物省エネルギー性能表示制度)を受け、2024年 9月 20 日付で評価書が交付されました。

ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称で、「ゼブ」と呼びます。快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のことです。また、ZEB Readyとは、4段階あるZEBシリーズのうちの一つであり、省エネで基準一次エネルギー消費量から50%以上の一次エネルギー消費量の削減を実現している建物のことです。大阪大学・日本財団 感染症センターは、延べ面積10000㎡以上の新築研究棟として国立大学初の取得となります。

大阪大学は、今後も環境に配慮し、新築、増築、改築もしくは大規模の改修をする建築物に対してZEBの達成を目指してまいります。

(ZEB化のポイント)
空調負荷や電気容量の最適化によるコストの削減を図り、建物全面を覆う特徴的な水平ルーバー、建物の高断熱化(Low-Eガラス等)、高効率設備(VAV方式の換気設備、高効率空調、LED照明等)、省エネ制御(ファンのインバータ制御、CO2センサーによる全熱交換機の制御、人感センサー・明るさセンサーによる照明の制御等)の導入を行うことで、特別な設備導入を伴わない普及型のZEBを実現しています。

大阪大学・日本財団 感染症センター

基本デザイン・デザイン監修:安藤忠雄建築研究所
基本計画:大阪大学、明豊ファシリティワークス株式会社
設計・施工:大成建設・日建設計特定建設工事共同企業体(デザインビルド)
※上記パースは転載禁止

大阪大学・日本財団 感染症センター2024年9月20日交付

成果・インパクト

地球温暖化対策のため、日本は2020年10月に「2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、すなわち2050年カーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指す」ことを宣言しました。
2021年10月に閣議決定された地球温暖化対策計画では、業務部門(事務所ビル、商業施設などの建物)においてエネルギー起源CO2排出量を2013年度比51%削減するといった目標が設定されており、建物でのエネルギー消費量を大きく減らすことができるZEBの普及がカーボンニュートラルの実現に向けて求められており、SDGsに貢献する取組でもあります。

担当組織

施設部・サステイナブルキャンパスオフィス

キーワード

ZEB/環境/SDGs/カーボンニュートラル