社会貢献 (Contribution to Society)
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大阪大学ユネスコチェアMeWプロジェクト(MeW Project, University of Osaka UNESCO Chair)
教授 杉田 映理(人間科学研究科)
研究の概要
月経対処が国際社会においても近年は日本社会においても社会課題であると認識される中、MeWプロジェクトでは、月経をめぐるウェルビーイング(menstrual wellbeing)の向上を目指した研究・実践活動を展開しています。

本研究のメイン・コンセプトは、Menstrual Wellbeing by/in Social Designです。主な取り組みの一つが、トイレ内で生理用品がトイレットペーパーと同じように提供されている環境の仕組みづくりです。生理用品の無償提供用のディスペンサー(MeWディスペンサー)を社学共創で開発し(特許申請中)、企業やNPOと連携しながらその普及を図っています。大学・自治体・小中高等学校・企業でのMeWディスペンサーの設置が広がっています。MeWディスペンサーは、当初より災害時の避難所での利用も想定して開発されており、能登が被災した際も避難所に導入させて頂きました。
また、研究をベースとした啓発活動・アウトリーチ活動を実施しています。シンポジウムの開催、イベントへの参加、講演活動、学校での月経教育の出前授業を行っています。MeWプロジェクトでは本学の大学院生もプロジェクトメンバーとして主体的に活動を推し進めています。特に大阪・関西万博(EXPO2025) では、MeWディスペンサーの設置やシンポジウムの開催などを行いました。


研究成果・インパクト
「いのち輝くみらい社会」を目指す大阪・関西万博(EXPO2025) において、ジェンダー平等にむけた具体的な一歩として、万博会場・パビリオン内9か所にMeWディスペンサーを設置し、(遠くない)未来のトイレのあり方を提示しました。そして、一部ではありますが、月経中の来場者やバックヤードのスタッフを支える役割を果たせたのではないか思います。
また、万博では、ウーマンズパビリオンでシンポジウムの開催、大阪万博Dayへの参加などの参加を通じて発信を行いました。万博の『いのち宣言』の4-2ジェンダーに関するアクションプランとして、MeWプロジェクトの取組みが取り上げられました。
担当研究者
教授 杉田 映理(人間科学研究科)
キーワード
月経/ウェルビーイング/ジェンダー平等/社会デザイン/Menstruation/Wellbeing/Gender equity/Social design
その他
詳細はホームページをご覧下さい。https://mew.hus.osaka-u.ac.jp/
