研究 (Research)

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行動経済学 (behavioural economics)

特任教授 大竹 文雄(感染症総合教育研究拠点・大学院経済学研究科) OHTAKE Fumio(Center for Infectious Disease Education and Research/Graduate School of Economics)

  • 人文学社会科学系 (Humanities and Social Sciences)
  • 経済学研究科・経済学部 (Graduate School of Economics, School of Economics)

研究の概要

伝統的な経済学では、人々は非常に合理的で、素晴らしい計算力をもっており、自分の利益のみを考えて行動する人々を前提にして、経済の動きを説明してきた。しかしながら、人間の意思決定には合理的決定から系統的な“ずれ”があることが実験研究や実証分析から明らかにされており、これが行動経済学の始まりである。現実の人々は、必ずしもいつも最適な選択をしているわけではないため、行動経済学をうまく使うと、人々の選択の自由を維持したまま、人々はよりよい選択ができるようになる。
大竹研究室では、損失回避、現状バイアス、社会的選好、限定合理性という現実的な人間像の特徴から、様々なシチュエーションにおける現実の人間の実際の行動を理論的に予測・検証し、行動経済学を現実社会の様々な課題の解決に活用しようとしている。

研究成果・インパクト

行動経済学は、理想的な人間と、現実の人間とのギャップを通して、働き方改革、マーケティングなど、人間の社会活動の様々な課題の解決に活用できる。

担当研究者

特任教授 大竹 文雄(感染症総合教育研究拠点・大学院経済学研究科)

※本学ResOUのホームページ「究みのStoryZ」に、インタビュー記事が掲載されています。是非ご覧ください。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2021/nl85_co-creation/
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2018/h5uoct/

キーワード

行動経済学/ナッジ/感染症/防災/労働

参考URL

http://www2.econ.osaka-u.ac.jp/~ohtake/index.htm

※本内容は大阪大学共創機構 研究シーズ集2022(社会実装を目指す)より抜粋したものです。