研究

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「仕掛学」~行動変容の理論と実践の研究~

教授 松村 真宏(経済学研究科)

  • 人文学社会科学系
  • 経済学研究科・経済学部

研究の概要

松村研究室で研究している仕掛学は、人の行動を変える「仕掛け」を対象にした新しい学問分野である。仕掛けは行動変化を強制するのではなく、魅力的な行動の選択肢を増やすことで目的の行動に誘うアプローチをとる。例えば、ゴミ箱をただ設置してもゴミを捨てたくはならないが、ゴミ箱の上にバスケットゴールを付けるとゴミでシュートしたくなり、結果的にゴミ捨て行動が促進される。
松村研究室では、さまざまな現場を対象にして実際に仕掛けを考案して作成し、実際の現場で実験し、効果の検証に取り組むことを通じて、行動変容の理論と方法の構築に取り組んでいる。

ゴミ箱の上にバスケットゴールがあるとゴミでシュートしたくなる
つい手を突っ込みたくなる真実の口型手先消毒器

社会実装に向けた将来展望

仕掛学はマーケティングなどさまざまな分野に応用が可能であり、鉄道駅やショッピングセンターでの人流抑制など、実際の現場での実証実験なども積極的に推進中である。

担当研究者

教授 松村 真宏(経済学研究科)

※本学ResOUのホームページ「究みのStoryZ」に、インタビュー記事が掲載されています。是非ご覧ください。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2017/g003331/
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2017/g003330/
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2017/0f9gnv/

キーワード

仕掛け/行動/変化/行動理論

参考URL

https://www.osaka-u.ac.jp/ja/news/storyz/storyz_research/201703_special_issue03

※本内容は大阪大学共創機構 研究シーズ集2022(社会実装を目指す)より抜粋したものです。