研究

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社会福祉領域におけるアートの意味に関する美学的考察

教授 高安 啓介(人文学研究科)

  • 人文学社会科学系
  • 人文学研究科・文学部・外国語学部

取組要旨

本研究プロジェクトは、関係者との交わりをとおして、社会福祉領域におけるアートの意味をあらためて問い直しながら、種々の取り組みへの市民参加の可能性をさぐることを目的としています。社会福祉領域にかかわるアートをめぐっては、ケアであったり、セラピーであったり、エンパワメントや、ウェルビーイングといった言葉のもとで議論がおこなわれてきましたが、本研究プロジェクトでは、現場の生の声を拾い上げて、そこから思考を織り上げて、人々に共感を得られるようにしていきたいと考えています。

研究成果・インパクト

社会福祉の領域やそれに近いところでアートの実践をおこなっている人々が、自分たちの活動について報告したり、振り返ったり、他の活動と問題を共有する機会となりえます。人生の目的としてのアートの可能性について議論をおこない、文化活動への市民参加の意義をとらえなおし、草の根の活動をうながすことで、社会福祉の質を高めることを目指しています。

担当研究者

高安啓介|大阪大学大学院人文学研究科|教授|美学|ソーシャルデザイン
東志保|大阪大学大学院人文学研究科|准教授|映画学|ドキュメンタリー映画など
横山千晶|慶應義塾大学|教授|英文学|ラスキン・モリス研究など
岩崎陽子|嵯峨美術短期大学|准教授|美学|香りの美学の実践など
横道仁志|大阪大学大学院人文学研究科 |教務補佐|美学|アウトリーチ活動
岡田弥生|大阪大学大学院人文学研究科 |博士後期課程|デザイン研究|ガンディ主義
池山加奈子|大阪大学大学院人文学研究科 |博士前期課程|デザイン研究|スウェーデン工芸
田中均|大阪大学大学院人文学研究科|准教授|美学|社会参加アートなど

キーワード

アート/ウェルビーイング/感性学としての美学 

応用分野

社会福祉