研究 (Research)
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ホウ素中性子捕捉療法のための液体減速型中性子スペクトロメーターの開発
助教 玉置 真悟(工学研究科 環境エネルギー工学専攻) TAMAKI Shingo (Graduate School of Engineering)
研究内容
ホウ素中性子捕捉療法(Boron Neutron Capture Therapy, BNCT)は中性子を活用した画期的ながん治療法です。BNCTの研究は医療分野や薬学分野、物理学分野の領域に幅広くわたりますが、私はその中でも物理学分野の、BNCTを実施するための装置である加速器中性子源開発に関する研究を行っています。この研究の中で、照射される中性子場のエネルギーや照射分布を測定することは患者の方への不要な被ばくを低減し、効率的な治療を行う上で極めて重要です。そこで私はBNCT用加速器中性子源で照射されるBNCT用中性子場のエネルギーを測定するための装置開発を主として行っています。

担当研究者
助教 玉置 真悟(工学研究科 環境エネルギー工学専攻)
キーワード
Neutron, spectrometer, Boner sphere, unfolding, Bayes theorem
重点分野
計測分析技術/光・量子/カーボンニュートラル/エネルギー
応用分野
核融合/中性子イメージング
論文・解説等
[1] S. Tamaki et al., Nucl. Instr. and Meth. A, 940 (2019): 435-440.
[2] S. Tamaki et al., Radiation Protection Dosimetry, 180, 1–4 (2018): 300–303.
[3] S. Tamaki et al., Nucl. Instr. and Meth. A, 870 (2017): 90–96.