研究 (Research)
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生体内部の観察に向けた超解像顕微鏡の開発 (Development of Super-resolution Microscopy for Observing Internal Structures of Biological Samples)
助教 天満 健太(工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター/物理学系専攻) TEMMA Kenta (Graduate School of Engineering)
研究内容
超解像顕微鏡は従来の光学顕微鏡の空間分解能を超えた観察を可能とする技術であり、様々な光学的工夫を用いて開発されています。しかし共通して、試料表層付近でしか機能しないという課題があります。これは焦点外からの背景光や試料の屈折率変化による収差が原因です。私は非線形な蛍光応答による背景光の抑制や、補償光学による収差補正を用いることで、これらの問題を解決し生体内部の観察が可能な超解像顕微鏡の開発を行っています。
担当研究者
助教 天満 健太(工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター/物理学系専攻)
キーワード
光学顕微鏡/超解像/蛍光/非線形/補償光学
重点分野
計測分析技術/光・量子/医工連携/ヘルスケア
応用分野
バイオイメージング/医療/創薬
論文・解説等
[1] K.Temma, R. Oketani et al., Nat. Methods, 21, 889-896 (2024)
[2] K.Temma et al., Opt. Express, 31(17), 28503-28514 (2023)
[3] K. Temma et al., Opt. Express, 30(8), 13825-13838 (2022)