研究 (Research)

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X線自由電子レーザー(XFEL)を用いたタンパク質・酵素の動的構造機能相関の解明

講師 溝端 栄一(工学研究科 応用化学専攻) MIZOHATA Eiichi (Graduate School of Engineering)

  • 理工情報系 (Science, Engineering and Information Sciences)
  • 工学研究科・工学部 (Graduate School of Engineering, School of Engineering)

研究内容

生体高分子(タンパク質・核酸・酵素)が機能する時に起こる立体構造変化の全貌を、原子レベルの解像度で捉えた事例は殆どありません。最先端の量子技術であるX線自由電子レーザー(XFEL)を応用した時分割シリアルフェムト秒結晶構造解析法(SFX)をCO2固定酵素、金属酵素、膜タンパク質の計測に適用し、触媒反応中に時々刻々と動く様子を、常温かつ放射線損傷のない状態で高精度に可視化した上で、反応過程の全貌を完全解明することを目指しています。

担当研究者

講師 溝端 栄一(工学研究科 応用化学専攻)

キーワード

X線自由電子レーザー/ シリアルフェムト秒結晶構造解析/ 動的構造解析

応用分野

医療・ヘルスケア分野/創薬関連/地球環境保全

論文・解説等

[1] *Mizohata et al., Biophys Rev 10, 209-18 (2018).
[2] Nakane et al., & *Mizohata, PNAS 13, 13039-44 (2016).
[3] Fukuda et al., & *Mizohata, PNAS 113, 2928-33 (2016).

連絡先URL

http://www.chem.eng.osaka-u.ac.jp/~tohnaiken/

※本内容は大阪大学大学院 工学研究科2024 研究シーズ集より抜粋したものです。