研究 (Research)
最終更新日：
バイオ医薬品生産のための新規宿主細胞の作製 (Development of novel host cells for biopharmaceutical production)
准教授 山野－足立 範子（工学研究科 生物工学専攻） YAMANO-ADACHI Noriko (Graduate School of Engineering)
研究内容
バイオ医薬品などの組換えタンパク質の新たな生産宿主細胞の候補として、チャイニーズハムスター肺組織よりChinese hamster lung （CHL）-YN細胞を樹立した（理研セルバンク：RCB5004）。
CHL-YN細胞は、抗体医薬品の宿主細胞として最も多く用いられるChinese hamster ovary（CHO）細胞よりも2倍速く増え、組換え蛋白質である糖蛋白質をより早く生産する。
CHO細胞及びCHL-YN細胞で共通してみられる染色体不安定性に着目し、転座のメカニズム解析やオリジナル細胞株の取得を行っている。
担当研究者
准教授 山野－足立 範子（工学研究科 生物工学専攻）
キーワード
バイオ医薬品／ 生産宿主細胞／CHO 細胞／CHL-YN 細胞／ 染色体
重点分野
バイオ
応用分野
医療・ヘルスケア分野／創薬関連
論文・解説等
[1] N. Yamano-Adachi et al., Biotechnol. Bioeng., 120 (3): 659-673, 2023.
[2] N. Yamano-Adachi et al., Sci. Rep., 10 (1): 17612, 2020.
[3] N. Yamano-Adachi et al., J. Biosci. Bioeng., 137 (1): 54-63, 2024.