研究 (Research)
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π電子系配位子を活用した典型元素化合物の創製と機能開拓 (Creation and Exploration of Functional Compounds Utilizing π-Electron Ligands)
助教 兒玉 拓也(工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター/応用化学専攻) KODAMA Takuya (Graduate School of Engineering)
研究内容
低原子価状態の典型元素化合物は、特異な電子配置に由来したユニークな性質や反応性を示しますが、一般に不安定でその利用は限られてきました。われわれは、独自にデザインした有機配位子を用いることで、低原子価ガリウムおよびゲルマニウム化合物を結晶として単離し、その性質や反応性を明らかにしてきました。本研究を広く典型元素全般へ一般化することで、未来に資する機能性材料や触媒の設計指針確立に貢献します。
担当研究者
助教 兒玉 拓也(工学研究科附属フューチャーイノベーションセンター/応用化学専攻)
キーワード
典型元素/π電子/結合活性化/錯形成
重点分野
カーボンニュートラル/エネルギー/革新的マテリアル/触媒・分子技術/資源循環/サーキュラーエコノミー
応用分野
医農薬品/機能性化成品/創薬関連
論文・解説等
[1] T. Kodama et al., Inorg. Chem. 2023, 62, 6554–6559.
[2] T. Kodama et al., Inorg. Chem. 2023, 62, 7861–7867.