研究

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要時生成型亜塩素酸イオン水溶液MA-Tを用いた感染症の制御

井上 豪・土井 健史・辻川 和丈・岡田 文裕・藤田 郁尚・齋藤 かおり・安達 宏昭・柴田 克・湯元 昇・中村 努・中田 裕久・田畑 彩生(薬学研究科)ほか

  • 医歯薬生命系
  • 薬学研究科・薬学部

取組要旨

多剤耐性菌の黄色ブドウ球菌をはじめアシネトバクターのほか、SARS, MERS, 新型コロナウイルスSARS-CoV-2に対しても有効な要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T; Matching Transformation System®の略)を活用した革新的酸化制御技術の様々な開発を目指し、JSTのOPERAに採択(令和1年9月採択)されている。多剤耐性菌アシネトバクターによる院内感染の制御を目的にMA-Tを用いた安全性試験を行っていたが、新型コロナウイルスSARS-CoV-2による新興感染症が発生し、大阪大学微生物病研究所の協力を得てSARS-CoV-2に対しても有効であることを実証した。令和3年度から「噴霧」に関する臨床試験を開始する目的でAMEDからも大型資金を獲得し、MA-Tが多剤耐性アシネトバクターを空間噴霧によって不活化できるかその有効性を実証する実験を行いながら、COVID-19に対しても有効活用できるか検討する予定である(代表:大阪大学医学部附属病院感染制御部・朝野和典教授)。(表:https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200508_2)

研究成果・インパクト

多剤耐性菌の黄色ブドウ球菌をはじめアシネトバクターのほか、SARS, MERS, 新型コロナウイルスSARS-CoV-2に対しても有効な要時生成型亜塩素酸イオン水溶液(MA-T; Matching Transformation System®の略)を活用した革新的酸化制御技術の様々な開発を目指し、JSTのOPERAに採択(令和1年9月採択)されている。多剤耐性菌アシネトバクターによる院内感染の制御を目的にMA-Tを用いた安全性試験を行っていたが、新型コロナウイルスSARS-CoV-2による新興感染症が発生し、大阪大学微生物病研究所の協力を得てSARS-CoV-2に対しても有効であることを実証した。令和3年度から「噴霧」に関する臨床試験を開始する目的でAMEDからも大型資金を獲得し、MA-Tが多剤耐性アシネトバクターを空間噴霧によって不活化できるかその有効性を実証する実験を行いながら、COVID-19に対しても有効活用できるか検討する予定である(代表:大阪大学医学部附属病院感染制御部・朝野和典教授)。(表:https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/research/2020/20200508_2)

担当研究者

井上豪・土井健史・辻川和丈・岡田文裕・藤田郁尚・齋藤かおり・安達宏昭・柴田剛克・湯元昇・中村努・中田裕久・田畑彩生・古西清司・井上典子(薬)、濱口重人・嶋津岳士・廣瀬智也・吉村旬平・金田眞理・竹田潔・香山尚子・浅野武夫(医)、阪井丘芳・十河基文・浦川龍太・林 美加子・山城 隆・高橋雄介・前園葉月(歯)、金田安史(OI)、松浦善治・小野慎子・田鍬修平・安齋 樹(微)、山本仁(安管)

備考

令和2年9月28日には、国土強靭化基本計画の下で設立された一般社団法人レジリエンス推進協議会が主導でMA-T産業創造戦略会議が設置され、JATのOPERAの研究が大きく注目されている(Yahoo!のトップニュースに掲載; https://news.yahoo.co.jp/byline/yamaguchikazuomi/20200929-00200646/)

キーワード

除菌・消臭剤、MA-T、要時生成型亜塩素酸ナトリウム水溶液、口腔ケア、手指消毒、感染制御、臨床開発

応用分野

噴霧可能な消毒液、清拭シートの開発、口腔ケア商品(マウスウォッシュ、口腔ケア用ジェル)、熱傷患者への皮膚の消毒剤、潰瘍・褥瘡などへの対策、医薬品(癌、潰瘍性大腸炎対策)