研究 (Research)
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様々な基材の表面に貴金属ナノ粒子を固定化する技術 (Technology for Immobilizing Noble Metal Nanoparticles on Various Substrate Surfaces)
准教授 清野 智史(工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻) SEINO Satoshi (Graduate School of Engineering)
研究内容
セラミックス・樹脂・繊維といった様々な基材の表面に、金属ナノ粒子を強固に担持固定化できる技術です。原料金属イオン水溶液に、基材となる材料を含浸させ、放射線を照射するだけの簡便なプロセスです。医療器具の滅菌等に使用されているガンマ線や電子線といった放射線を用いるので、被照射物が放射能を持つことはありません。洗濯100回後にも性能が維持される銀ナノ粒子担持抗菌繊維や、バイオ分野で利用できる金担持磁性ナノ粒子、樹脂表面への無電解めっき用触媒の固定化等、用途に応じた組み合わせで技術を提供いたします。
担当研究者
准教授 清野 智史(工学研究科 ビジネスエンジニアリング専攻)
キーワード
ナノ粒子/放射線/貴金属/触媒/バイオ
重点分野
バイオ/カーボンニュートラル/エネルギー/革新的マテリアル/触媒・分子技術
応用分野
医療・ヘルスケア分野/エネルギー分野
論文・解説等
[1] 特許第4879492号: 清野、山本、中川、興津「貴金属・磁性金属酸化物複合微粒子およびその製造法」
[2] 特許第4854097号: 清野、井出、上田、氏家、廉林「繊維の抗菌処理方法、抗菌性繊維の製造方法および抗菌性繊維」
[3] S. Seino et al., Journal of Nanoparticle Research, 10, (2008) 1071-1076.