研究 (Research)

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遷移金属触媒を模倣したホスフィンレドックス触媒の開発 (Development of Phosphine Redox Catalysts Mimicking Transition Metal Catalysts)

助教 藤本 隼斗(工学研究科 応用化学専攻) FUJIMOTO Hayato (Graduate School of Engineering)

  • 理工情報系 (Science, Engineering and Information Sciences)
  • 工学研究科・工学部 (Graduate School of Engineering, School of Engineering)

研究内容

遷移金属を用いた触媒反応は現代の有機化学において必要不可欠な手法として認識されています。しかしながら、希少な遷移金属が必須である点は依然問題となっており、持続可能な社会への貢献を鑑みると、天然に豊富に存在する典型元素で触媒を代替することが望まれています。私は、リンという典型元素の触媒が遷移金属と類似の価数変化をともなうレッドクス触媒機構を媒介することを明らかにし、貴金属でさえ為し得ない変換反応を達成しています。

担当研究者

助教 藤本 隼斗(工学研究科 応用化学専攻)

キーワード

有機合成化学/有機金属化学/典型元素化学

重点分野

革新的マテリアル/触媒・分子技術

応用分野

有機合成化学分野/創薬関連

論文・解説等

[1] Fujimoto et al., J. Am. Chem. Soc. 2020, 142, 17323.
[2] Fujimoto et al., J. Am. Chem. Soc. 2021, 143, 18394.

連絡先URL

https://www-chem.eng.osaka-u.ac.jp/~tobisu-lab/

※本内容は大阪大学大学院 工学研究科2024 研究シーズ集より抜粋したものです。