研究 (Research)

最終更新日:

第一原理計算と統計的手法による構造解析と特性予測 (Structural Analysis and Property Prediction Using First-Principles Calculations and Statistical Methods)

准教授 水野 正隆(工学研究科 マテリアル生産科学専攻) MIZUNO Masataka (Graduate School of Engineering)

  • 理工情報系 (Science, Engineering and Information Sciences)
  • 工学研究科・工学部 (Graduate School of Engineering, School of Engineering)

研究内容

・物質の構造や安定性について精度の高い計算が可能である第一原理計算に、統計的手法による精度の高いモデリングや解析を適用します。
・自動車ボディパネルに利用されるAl-Mg-Si合金において強度に寄与する空孔-溶質原子クラスタについて、重回帰分析による予測式を適用し安定構造を明らかにしました。
・近年注目されている5種類の元素がランダムに混じりあったCrMnFeCoNi高エントロピー合金について、ランダムな構造を統計的手法によりモデリングを行い、原子番号が大きな原子ほど拡散の活性化エネルギーが高くなることを明らかにしました。

担当研究者

准教授 水野 正隆(工学研究科 マテリアル生産科学専攻)

キーワード

材料評価/材料設計/電子状態/構造解析/特性予測

重点分野

革新的マテリアル

応用分野

材料分野/自動車分野

論文・解説等

[1] M. Mizuno et al., Results in Physics 34, 105285 (2022)
[2] M. Mizuno et al., Materiallia 13, 100853 (2020)
[3] M. Mizuno et al., Computational Materials Science 170, 109163 (2019)

連絡先URL

http://www.mat.eng.osaka-u.ac.jp/mse4/MSE4-HomeJ.htm

※本内容は大阪大学大学院 工学研究科2024 研究シーズ集より抜粋したものです。