研究 (Research)
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N原子ユニットの単純有機分子への自在的導入反応の開拓 (Exploration of Reactions for Versatile Introduction of N-Atom Units into Simple Organic Molecules)
教授 南方 聖司(工学研究科 応用化学専攻) MINAKATA Satoshi (Graduate School of Engineering)
研究内容
・有用な有機物質を合成するための基本となる反応の開拓を進めており、医薬品や有機材料の構造中に多く存在する窒素原子の導入法の開発。
・市販されている単純な化学物質を原材料として、生成物の付加価値が高めることはもとより、これまで数段階必要であった反応を一段階で進行させ、効率性と簡便性を兼ね備えた反応開拓。
・日本が誇れる資源であるヨウ素(産出量:世界第二位)を触媒として活用し、次亜塩素酸ナトリウムという非常に安価で安全な酸化剤を使用し、目的物質の⽴体化学を完全に制御した反応。
担当研究者
教授 南方 聖司(工学研究科 応用化学専攻)
キーワード
アミノ化反応/酸化反応/炭素-炭素二重結合
重点分野
触媒・分子技術
応用分野
創薬関連/医療・ヘルスケア分野/有機材料開発 等
論文・解説等
[1] S. Minakata, Acc. Chem Res., 2009, 42, 1172–1182.
[2] S. Minakata, et al., Angew. Chem. Int. Ed., 2012, 51, 7804–7808.
[3] S. Minakata, et al., J. Am. Chem. Soc., 2021, 143, 4112–4118.