研究 (Research)
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ウキクサ-微生物共生系を利用した水質浄化・バイオマス生産技術
教授 池 道彦(工学研究科 環境エネルギー工学専攻) IKE Michihiko (Graduate School of Engineering)
研究内容
水生植物ウキクサを用いて、排水や汚濁水中の窒素、リン等を除去する環境調和型水質浄化技術を開発しています。根圏に棲息する微生物との共生関係により、難分解性有害化学物質の分解も可能であることが分かってきました。水質浄化に伴って生じるウキクサバイオマスは資源価値も高く、同時にカーボン・ニュートラルな資源の生産が行えるCo-benefit技術として脱炭素に貢献する高いポテンシャルも有しています。植物成長促進細菌(PGPB)を活用することで、水質浄化・バイオマス生産の効率をアップさせることが技術開発の“鍵”となっています。
担当研究者
教授 池 道彦(工学研究科 環境エネルギー工学専攻)
キーワード
ウキクサ科植物/PGPB(Plant Growth-Promoting Bacteria)/ 水質浄化/バイオマス生産
重点分野
バイオ/カーボンニュートラル/エネルギー/資源循環/サーキュラーエコノミー
応用分野
環境保全・浄化/資源循環/エコテクノロジー
論文・解説等
[1] 池・平田監『植物機能のポテンシャルを活かした環境保全・浄化技術』シーエムシー (2011)
[2] Ishizawa et al., Chemosphere, 238, 124682 (2020)
[3] Toyama et al., MPMI, 35(1), 28–38 (2022)