研究 (Research)

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異種元素を多量に固溶するCa2SiO4高温相の特異な結晶構造の解析と設計 (Analysis and Design of the Unique Crystal Structure of High-Temperature Ca2SiO4 Phase Incorporating Large Amounts of Heteroatoms)

准教授 鈴木 賢紀(工学研究科 マテリアル生産科学専攻) SUZUKI Masanori (Graduate School of Engineering)

  • 理工情報系 (Science, Engineering and Information Sciences)
  • 工学研究科・工学部 (Graduate School of Engineering, School of Engineering)

研究内容

鉄鋼製造プロセスで溶融スラグ中に晶出し、異種元素(リン,P)を高濃度に固溶するα-Ca2SiO4化合物の結晶構造と晶出過程を、放射光を用いた高温その場X線回折によって解析している。
さらに、第一原理および分子動力学(MD)計算によって、異種元素を固溶したα相化合物の原子配置シミュレーションを行っている。
α-Ca2SiO4へ異種元素が固溶すると、原子配置が自発的に不規則化することによって、結晶構造を安定化させることがわかった。この知見を応用し、リン以外にも様々な異種元素の固溶を可能とするα相化合物の構造設計と作製を試みている。

担当研究者

准教授 鈴木 賢紀(工学研究科 マテリアル生産科学専攻)

キーワード

資源循環/酸化物固溶体/高温その場構造解析/ 構造不規則化

重点分野

カーボンニュートラル/革新的マテリアル/資源循環/サーキュラーエコノミー

応用分野

鉄鋼プロセス(高脱リン化)/土壌改質/有価資源回収/廃棄物汚染水の浄化(重金属除去)/等

論文・解説等

[1] M. Suzuki, N. Umesaki, Y. Ishii : J. Am. Ceram. Soc., Vol.105 (2022), 700.
[2] M. Suzuki, H. Serizawa, N. Umesaki: ISIJ Int., Vol.60 (2020), 2765.
[3] M. Suzuki, S. Nakano, H. Serizawa, N. Umesaki: ISIJ Int., Vol.60 (2020), 1127.

連絡先URL

http://www.mat.eng.osaka-u.ac.jp/msp2/MSP2-HomeJ.htm

※本内容は大阪大学大学院 工学研究科2024 研究シーズ集より抜粋したものです。