研究

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イネ萎縮ウイルスの構造生物学研究

中川 敦史(蛋白質研究所)

  • 理工情報系
  • 蛋白質研究所

取組要旨

イネ萎縮ウイルスは、二重殻構造を持つ巨大なRNAウイルスであり、稲の生長を阻害することから、その感染拡大はしばしば食料生産の点や経済的な面で重大な問題となる。イネ萎縮ウイルス由来のタンパク質の構造生物学研究を行い、感染、増殖、伝搬の過程を原子レベルで理解することを目指している。

研究成果・インパクト

イネ萎縮ウイルスは稲の生長を阻害することから、その感染拡大は食料不足や経済的なダメージを与えるため、東アジアを中心にしばしば大きな問題となる。現在のところ感染した稲の除去しか対策がないが、本ウイルスの感染、増殖、伝搬の過程を原子レベルで理解することで、新たな駆除・治療法の開発につながることが期待される。

担当研究者

中川 敦史(蛋白質研究所)

キーワード

食料生産、ウイルス、蛋白質

応用分野

農学、薬学、理学