研究

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人工光合成の実現を目指した太陽光ー化学エネルギー変換系の開発

白石 康浩・神谷 和秀・中西 周次・平井 隆之(基礎工学研究科附属太陽エネルギー化学研究センター)

  • 理工情報系
  • 基礎工学研究科・基礎工学部

取組要旨

 無尽蔵に降り注ぐ太陽光エネルギーを化学エネルギーに変換する、すなわち有用な有機物質を合成する研究を進めている。その中でも、私たちのまわりにふんだんに存在する水や二酸化炭素、酸素、窒素などを原料として過酸化水素やアンモニア、炭化水素などの化学品・エネルギー物質をつくる人工光合成の研究を進めており、樹脂光触媒や電子移動触媒、生物触媒などの新規な触媒材料を世界に先駆けて開発することに成功している。

研究成果・インパクト

 人工光合成型の太陽光エネルギーの化学変換は、電気エネルギーへの変換と異なり「貯蔵し、運搬し、必要なところで利用する」ことができるという大きな特長を有していることから、持続可能な社会におけるクリーンエネルギーのグローバルな利用において欠かせない技術である。

担当研究者

白石康浩・神谷和秀・中西周次・平井隆之(基礎工学研究科附属太陽エネルギー化学研究センター)

※本学ResOUのホームページ「究みのStoryZ」に、インタビュー記事が掲載されています。是非ご覧ください。
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2018/7dsshi/

キーワード

太陽光エネルギー利用 人工光合成 光触媒 過酸化水素 アンモニア CO2の資源化利用

応用分野

太陽光エネルギーの化学変換