研究 (Research)

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身の回りに存在する化学物質の安全性を科学的に追究し、健全な社会・安全な環境の構築を目指す(Developing a healthy society and a safe environment through safety assessment of chemicals in our daily lives)

堤 康央、東阪 和馬、芳賀 優弥( 薬学研究科 ) TSUTSUMI Yasuo, HIGASHISAKA Kazuma, HAGA Yuya (Graduate School of Pharmaceutical Sciences)

  • 医歯薬生命系 (Medical, Dental, Pharmaceutical and Life Sciences)
  • 薬学研究科・薬学部 (Graduate School of Pharmaceutical Sciences, School of Pharmaceutical Sciences)

研究の概要

我々は、生態系やヒトへの影響が懸念されているマイクロ・ナノプラスチック、日用品や医薬品等の身近な分野から半導体等の工業分野に至るまで、幅広く応用が進んでいるナノマテリアル等を対象に、我々の身の回りに存在する化学物質の安全性評価研究、および、安全性確保に資する基盤技術の開発等を推進している。これら研究の過程で、環境中に存在している種々化学物質の毒性発現メカニズムの探求や生体が本来兼ね備えている生体防御機構の追究、その解毒法の開発にも取り組んでいる。

ビジョン

20世紀以降の科学技術の進展に伴い、我々人類の生活水準は飛躍的に進歩したものの、近年、その代償とも言うべき、環境問題がクローズアップされ、先進国のみならず新興国・途上国をも含めた地球規模の問題となっている。そのため、グローバルな健康環境の向上が喫緊の課題となっている。その点、我々の取り組みを通じて得られた知見は、将来的な安全性や新たな機能性を備えた医薬品・食品・化粧品・素材等の創出による産業の持続的発展を実現する社会や、環境対策等の社会ニーズに応えることで、すべての人が安全・安心して暮らせる社会の構築に貢献するものと期待される。

その他

環境中に実在するマイクロ・ナノプラスチックのポリマーの種類、物性(サイズ、形状、劣化度など)を反映したライブラリを構築し、国内外に発信、共同研究を実施しています。またナノマテリアルや医薬品などに対する生殖発生毒性試験など、各種毒性試験や安全性試験を幅広く実施しています。ご興味がありましたら、お問い合わせ下さい。

担当研究者

堤 康央、東阪 和馬、芳賀 優弥( 薬学研究科 )

キーワード

安全科学研究、化学物質、微粒子

応用分野

衛生薬学、毒性学、環境毒性学

連絡先

薬学研究科・薬学部
堤 康央 ytsutsumi@phs.osaka-u.ac.jp
東阪 和馬 higashisaka@phs.osaka-u.ac.jp
芳賀 優弥 haga-y@phs.osaka-u.ac.jp