教育 (Education)
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大阪大学「学修証明プログラム」人間科学研究科 未来共生イノベータープログラム
授業科目など要旨
グローバル化が進行し、様々な課題を抱える世界の中で、多様な他者に対する深い理解と敬意(RESPECT)を持って現場に寄り添うと同時に、俯瞰的な観点を身に付け、ローカル、ナショナル、グローバルの次元において多文化共生社会の実現に貢献できるイノベーティブな人材を育成する。現代社会では、人・モノ・カネ・情報が絶え間なくしかも迅速かつ大量に行き交っている。少子高齢化、自然災害の頻発、世界的な感染症の流行、多様な価値の衝突など人びとの生活を揺るがす様々な社会課題が浮かびあがっており、多文化共生社会の現実というテーマが解決を要する喫緊の課題となっている。プログラムではこの課題に答える実践家かつ研究者を育てる。
SDGs貢献可能性
履修生の自己評価としては、実践的志向(現場に寄り添う姿勢、社会的課題の解決に向けた実践的志向が確立)、省察的姿勢(学問的な見地から客観的、俯瞰的に自己を捉える視点の獲得)、社会変革力(現場と理論を柔軟に往還し、現実を変革する粘り強い行動力と思考力を身に付ける)が特徴的である。このプログラムが多様性に富み、反差別の基盤を有する大阪を中心とした100以上の実践現場との連携の中で取り組まれてきたこともあり、自らつけた力をそれらの現場に返すような活動を継続する学生も少なくない。大阪という足元で「誰一人取り残さない」ために貢献する学生が育っているといえる。
備考
当プログラムは大学内に留まらず、大阪の小中高等学校の教育にも影響を及ぼしている。すなわち、SDGsの実現のために行動する人の育成を行っていくことが今後も波及していくと考えられる。
【対象の課程(詳細)】
修士・博士(前期後期博士課程・5年間一貫教育プログラム)