研究 (Research)
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ムーンショット型研究開発事業「ウイルス−人体相互作用ネットワークの理解と制御」
取組要旨
本研究プロジェクトは、未知のウイルスに対しても有効な検査・治療法を先制的に準備する研究開発基盤の構築を目標とする。具体的には、ウイルスと宿主の相互作用を包括的・網羅的かつ経時的に計測する次世代計測技術を用いた数理モデルを構築する。特に、宿主側の応答ネットワークの中核である免疫系を主な対象として、イメージング技術の高度化によるマルチオミクス解析と宿主応答を反映するバイオマーカーを測定した臨床データを合わせ、テンソル解析や生成モデルなど数理科学・AI/機械学習を活用し、実験的検証可能なネットワーク推定・予測力のあるモデル構築を進める。
研究成果・インパクト
本研究プロジェクトは、従来のウイルス分類による対処法開発ではなく、宿主応答をターゲットとした予防・治療法開発を行う。これにより未知のウイルス感染症に有効な創薬基盤・検査手法を先制的に整備可能となる。
これらの先制的な対応により、社会経済の破綻をもたらす感染症の世界的パンデミックなどを未然に防ぐなど、新興ウイルス感染症の脅威から解放された社会が実現される。
担当研究者
松浦善治、小林剛、山本雅裕
※本学ResOUのホームページ「究みのStoryZ」に、インタビュー記事が掲載されています。是非ご覧ください。
松浦 善治
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2020/c6gk8t/
山本 雅裕
https://resou.osaka-u.ac.jp/ja/story/2018/371b5t/
備考
キーワード
ウイルス、感染症、免疫、数理モデル
応用分野
医療